HISTORY

Gelald “Gerry” Cunningham
ジェラルド ジェリー カニンガム 
G E R R Y創始者
 
1930年代

ジェリーカニンガムはアウトドア好きな家族の元で育ち、小さい頃から母のミシンを使って自分の納得できるハイキングやクライミング用品を作ることに没頭していました。

アウトドアアドベンチャーに行くたび、彼は何十個ものバックパックを試しましたが、それでも彼が納得できる商品には出会えませんでした。

1938年

いつも普通のバックパックに不満を抱いていたカニンガムは、2つのジッパーで仕切られ、軽量化されたバックパックをデザインしました。これによりクライミング中にも簡単にバックパックから必要なものを取り出せるようになりました。

これが世界最初のジッパー付きバックパックの誕生です!

1945年

その後カニンガムがアメリカ陸軍の第10山岳師団に従事している間、もっと機能性の高いバックパックが必要だと強く感じていました。

それが後押しとなり、第二次世界大戦後、カニンガムは万能で軽量な登山用品のデザインと製造するビジネスを始めました。

それからナショナルスキーパトロールマガジンにコラムを連載するようになり、その間カニンガム夫妻はバックパックを製造していました。

そのマガジンや関係する登山クラブの顧客リストを手に入れたカニンガムは,ついにG E R R Yブランドとしてメールオーダービジネスを始めました!

1947年
カラビナのリデザイン

カニンガムはカラビナの金具部分の弱さを改良するため、鉄を自ら加工しました。

彼の三角形スタイルのカラビナは今ではキーチェーンとして世界で広く愛用されています。

1951年
ドローストリングクランプ、コードロックの発明

カニンガムは樽型にバネの入ったドローストリングクランプを発明しました。

これにより、紐で縛らなくても簡単にバックパックを開け閉めすることができるようになりました。

今では誰もが使用しているコードロックの発明も、カニングハムのアウトドアマーケットでの大きな功績です。その後特許を取得し、今ではアウター、キャンプ用品にも広く活用されています。

1953年
世界初エヴェレスト登頂

G E R R Yのヒマヤランテントは、歴史上最も有名な登山家エドモンドヒラリーとテンジンノルゲイ率いるチームのエヴェレスト登頂に使用されました。

G E R R Yのスタッフは一日中ベットルームでテントを縫い、エベレストチームが出発する1日前にやっと出来上がったのです。

1958年
G E R R Y初路面店オープン

メールオーダービジネスの成功により、カニンガムのホームタウンコロラドのボルダーに初めての路面店をオープンしました。ブランドが成長するにつれ、その後全米各地に展開しました。

1959年
ベビーキャリアの発明

スキーに行きたかった夫妻は子供を一緒に連れて行くためにベビーキャリアを発明しました。1963年にはベビーキャリアの特許を取得し、G E R R Yの主力商品の一つとなり、40年以上愛され続けました。

1959年
アメリカ空軍サバイバルスーツの開発

G E R R Yはアメリカ空軍から極寒にも耐えることのできるサバイバルスーツの開発を依頼されました。サバイバルスーツはダウングローブ、ダウンジャケット、ダウンパンツ、それから寝袋にもなるダウンバッグからなり、それら全てがたった2パウンド のコーヒー缶の中に収まりました。サバイバルスーツはグースダウンを使用していたので、マイナス45度にも耐えることができました。

1960年
初めてのライトダウンジャケット

G E R R Yはスキーとダウンジャケットのフルラインを作りました。G E R R Yのダウンセーターは初めてのライトダウンジャケットの一つでした。今も人気のあるキルトダウンジャケットのインスピレーションとなりました。

1963年
アメリカチームによるエヴェレスト初登頂

G E R R Yはアウター、テント、寝袋、パンツやその他のアウトドア用品、それから極寒の時のための真空パックされた歩き回ることのできる寝袋にもなるアウターなどを提供しましたが、G E R R Yのとても軽く量の低い道具はチームの成功にとって重要な役割を果たしました。

1964年
アメリカオリンピック委員会への衣装提供

G E R R Yのスキー用品とダウンジャケットはオーストリアのインスブルクで行われた冬季オリンピックでアメリカオリンピック委員会により使用されました。

全てのオリンピックに参加したアメリカ人はG E R R Yのスロープコートを着用し、その様子はテレビで放映されました。これによりG E R R Yはスキーウエアブランドとして、アメリカで広く認識されるようになりました。

1967年
初ナイロン製バックパックの誕生

G E R R Yのティアドロップ型のバックパックは初めてのナイロン製のパックパックでした。そして1968年、カニングハムが30年以上も目指してきた重さが均等にかかるバックパックを完成させました。重さが均等に分配されることにより、背中にかかる重圧がなくなるのです。